なまえは まだ ない

思いついたことをアウトプットします

左利き用のハサミは左利きでも使いづらい

たまには思いつきネタ。

私事ですが先日引越しをしまして、住居がアパートから戸建てにランクアップしました。

新居では各部屋に合ったカーテンを新しく購入したので、アパートで使っていたカーテンは処分することに。 私が住んでいる行政区ではカーテンや布団といった大きめの布類は50cm四方サイズに裁断をして燃やすゴミに出すか、そのまま粗大ゴミに出すかを選択することができます。 粗大ゴミは手続きが面倒なのでなんとか燃やすゴミに出したいなと家の中を探していたら、左利き用の裁ちバサミを見つけたんです。

この裁ちバサミは僕が小学校の頃、家庭科の授業のために購入したものでした。 小学校の裁縫道具といえば、健全な男子学生なら漏れなく憧れた格好いいドラゴンのイラストが描かれた裁縫箱。 僕も例に漏れず一目惚れし、購入してもらったような記憶があります。

ただ、当時それ以上に目を惹いたのが、裁ちバサミを右利き/左利き用で選択できるというものでした。 私は左利きなので、ペンや箸を始めほとんどのものを左手で扱います。残念ながらこの世の多くのものは右利きが扱いやすいように最適化されているので、 我々のような存在は常日頃から微量のストレスと戦い続けています。

当時既に左利きであることにいくらかのハンディキャップを感じていた私は、 左利き用のハサミ!なんて素晴らしいんだ!と感動して飛びついたんでしょう。あの頃は若かった。

そんな思い出深い裁ちバサミを発掘し、意気揚々とカーテンを切り始めたわけですが、

これがなんとまぁ使いづらい。

この裁ちバサミ、たしかに左手で扱うと快適に切れる。快適に切れるんですが……そもそも左手でハサミを扱うことに慣れない。 それもその筈で、世の中に出回ってるハサミの殆どはやっぱり右手で扱うように作られています。 左利きな私でもハサミは右手で扱うものだとすっかり飼い慣らされてしまっていて、全然左手で扱えない。 挙句の果てに、パッとその辺に置いたハサミを右手で持って切ろうとしてしまう始末。。

約20年前の僕には悪いが、もう左利き用のハサミは扱えないなと、カーテンと一緒に処分することを決意しました。